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サムライガール・ショウダウン(其の弐)

2010年08月27日

ハガネと、それを取り巻く周囲のお話。『サムライガール・ショウダウン』中編をお送りします。

ハガネの迷走、新たなる神姫の登壇、セスの思惑。
目視できぬほどの小さな点も、それぞれが線で交われば、形になる。
今はそうは見えなくとも、いずれきっと。

あ、コメントレスはお話を終わらせた後に必ず…(;´Д`)スミマセン



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ハガネ「大したモンねェな…使えそうなモンを見つけるのがホネだぜ」(ゴソゴソ)
地獄弟「おかしいよ兄貴、前はこの辺にあったのに」(ゴソゴソ)
地獄兄「無駄口を叩くな相棒。探し回ってこそ、見える光があるんだ」(ゴソゴソ)

???「探し物はそこにはないぞ。野良犬が多くてな、模様替えをした」




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???「手厳しい評価だが、確かに大した物はない。私の初期の作品ばかりを詰めておいた」
ハガネ「…おい、どうすンだよ。縄張りのボスのご登場っぽいz




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地獄兄 〈CLOCK UP!〉
地獄弟 〈CLOCK UP!〉




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???「追え、アイギス。きつめの灸を据えてこい」
アイギス「了解であります」
ハガネ「あいつら…端っから囮に使う気だったな。クソッタレ」




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???「奴らは最近、神姫用のレーションやヂェリカン目当てに現れるようになってな。根元から悪党というわけではないらしいが、飢餓を迎えると人間は変わる。ルールを犯していい理由にはならないがな」(ガラガラガラ)
ハガネ「ルール? なンだよそりゃ。線からこっちは入らないでくださーいってか?」




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???「不可侵、だ」
ハガネ「そうかい。壁がなきゃこえーのか、テメーが弱いから」
???「正解だが間違いでもある。私は確かに一線を退いた身」




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???「しかし、ここは私の領域…お前の言葉を借りるなら“縄張り”だ。ここでは私が王。下手な考えを起こすなよ」
ハガネ「ッ!?」




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ハガネ「…何もンだ、テメー」
???「盗人が誰何するか。無礼も極まるといっそ気持ちがいいものだな。
 答えよう。私の名はヴァルカ、このラボラトリー兼ハンガーの主。整備開発、兵站の管理を任されている。厭世家でな、完璧な仕事をこなす代わりに何人も立ち入らぬ居城を得た…というわけだ」

ハガネ「フン、それが“ルール”か」
???→ヴァルカ「その通り。次は私が質問させてもらおう。ここへは何をしにきた。腹が減ったか?」
ハガネ「……力だ。力を求めて」
ヴァルカ「成る程。偶然とはいえ、あの2人に誘われたのは良かったな。ここには力が溢れている」
ハガネ「黙って使わせる気は毛頭ないんだろ、人嫌い」
ヴァルカ「お前が力を求めて、そのボックスの中身に何かを見出したのならば、使っていい。私の“子供達”も、喜ぶだろう」




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ハガネ「ハ! ボロボロになるかもしれないんだぜ?」
ヴァルカ「構わんさ。道具の本分とは使われること。大事に使う、とは壊れ物に触れるかのような扱いを指すのではない。遠慮などするな。だが今際には敬意を払え」
ハガネ「…覚えてたらな。使ってイイなら持ってくぜ」




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ヴァルカ「…あれが件の新入りか」




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初雪「ええ。困ったものです」
ヴァルカ「お前の無断侵入にもほとほと困り果てているんだがな」
初雪「不可侵、とは初めて耳にしましたが」
ヴァルカ「無駄なことはしないよう努めている」
初雪「身に余る評価、痛み入ります」
ヴァルカ「皮肉だぞ。…それにしても、荒れている頃のアイゼンそっくりだな」
初雪「はい。幕引きも同じように、セスが引き受けると」
ヴァルカ「そうか、セスが。…念のためハンガーの準備をしておくとしよう」











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ハガネ「おい、リベンジだ」
アイゼン「またかよー。もう今日は閉店。また明日なー」
ハガネ「だったらそっちのチビに相手になってもらうとするか」




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アイゼン「…人を怒らせるのは一流みたいだね」(ヴン)
垂氷「かあさま、わたしなら…
アイゼン「あいつとやっても垂氷のためにならないよ。得るものがなんにもない」
ハガネ「安心しろ、弱いヤツなんて眼中にねェ」
アイゼン「つくづく腹が立…!

セス「はーいはいはいそっこっまっで~♪」




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セス「悩める子羊よ、この烏丸家サイキョーの神姫であるあたしが相手になってあげよう!」
垂氷「…セスさん
アイゼン「ちょ、セス姐なに云ってんのさ。ボクなら平気だから」
セス「んにゃ、ここはあたしがでしゃばる場面。これでもいろいろ考えてんのよ?」
アイゼン「でも…」
ハガネ「話を勝手に進めてンじゃねー! 強弱の見分けぐらいオレにだってつくンだよ…何が最強だ、バカにしてンのか!」




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セス「おやおやおや~? つまり見た目かよわくて可憐なあたしに負けると立つ瀬がなくなっちゃうから、なんとか避けようとしてるのかな~? 意外と古典的だねぇ、いいとこなしのハ・ガ・ネ・ちゃん♪」
ハガネ「…ンだと?」
セス「じゃーこうしよう。ハガネが勝ったら、以後24時間どんな時でもアイゼンに挑み放題、アイゼンに拒否権なしを保証する」
ハガネ「へェ。アンタが勝ったら?」
セス「そーだねぇ。ひとつだけ質問に答えてもらおっかなー」
ハガネ「…ずいぶんとこっちが優遇されてるじゃねーか。いいのかよ、アイゼンカタブツ
アイゼン「セス姐…」
セス「無茶しないから」
アイゼン「…わかった。飲むよ」
ハガネ「上等だ」




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セス「こーゆーのも久々だー。鈍ってないかなー」
ハガネ「さっさと終わらせて次に行く。アイゼンカタブツ用のとっときだ…」




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ハガネ「試し斬りさせてもらおうか!」(ヴォヴォヴォン)
セス「わぁ…わかりやすい…」




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ハガネ「光学兵器なら装甲もクソもねェ、細切れになりやがれッ!!」

セス「…〈去り行かせ給うヌンク・ディミティス〉」




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ザッ…

ハガネ「……!?」
セス「刀一振りも満足に使いこなせない未熟者が、問題を8倍難しくしてどーするの」




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ハガネ「テメェ…」
セス「お望み通りさっさと終わらせましょ。思った以上にダメだ」
ハガネ「なン




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ヒュッ

セス「〈父よ、憐れみ給えキリエ・エレイソン〉」

ハガネ「だと」




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ゴッ

ハガネ「…ッ……!!」











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ハガネ「いくらオレの目が節穴でも、起動間もないぐらいの実力しかないヤツは見た目で分かる…一体ナニしやがった」




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セス「別になにも。あたしはあたしの実力を行使しただけよん」
ハガネ「なワケねーだ
セス「さぁ! 楽しい楽しい罰ゲームの始まりよ~?」
ハガネ「クソッ。なにが訊きてェってンだよ」
セス「ん、質問っても何か訊くわけじゃないけどね」
ハガネ「…あァ?」




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セス「ハガネも何も話さなくていいよ。ただ…」




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セス「…2人の眼を見てくれれば、それで、ね」


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